冊子の面付け:中綴じ印刷は実際どう機能するのか
中綴じは商業印刷で最も一般的な冊子の綴じ方です。折った用紙を重ねて入れ子にし、背を針金で綴じます。同時に、面付けのミスが最も目立つレイアウトでもあります。このガイドでは、ページの計算、折丁、クリープを順に解説します。
4の倍数のルール
中綴じ冊子では、折った用紙1枚がちょうど4ページを担います。表に2ページ、裏に2ページです。したがって冊子のページ数は4の倍数でなければなりません。10ページのドキュメントは12ページの冊子になります。面付けソフトが差分を白ページで埋めます(通常は最も目立たない、裏表紙の直前に)。
リーダースプレッドとプリンタースプレッド
ページをペアにする方法は2つあり、混同しやすく、取り違えると悲惨な結果になります:
- リーダースプレッド(reader spreads)— 読者が見るとおりの並びの見開き:2–3、4–5、6–7。画面上での校正には便利ですが、印刷機の上では役に立ちません。
- プリンタースプレッド(printer spreads)— 折った冊子が正しく読めるように、物理的に同じ用紙に載るペア:8ページなら 8–1、2–7、6–3、4–5。
このパターンは一般化できます。どの用紙でも、各ペアの2つのページ番号の合計は常に(ページ数 + 1)になります。8ページなら 8+1、2+7、6+3、4+5 はすべて9です。この対称性こそ、折りが保持するものです。そして、96ページのカタログのために誰も手計算すべきではない類の算数でもあります。
折丁:冊子が1回の折りに収まらなくなったら
おおよそ16〜32ページ(紙の厚さによる)を超えると、すべての用紙を1つの折りに入れ子にすることは物理的に不可能になります。背が膨らみ、綴じ機が閉じられなくなるのです。大きな本は折丁に分割します。8、16、32ページのグループをそれぞれ独立した小冊子として折り、順番に丁合して製本します。
折丁の面付けでは、ページのペアリングが折丁ごとに仕切り直しになり、丁合後に折丁が正しい順序で並ばなければなりません。Imposer Proは折丁の分割とページ配分を自動計算します。折丁サイズを選ぶだけで、あとの計算はソフトが行います。
クリープ:内側のページが紙端に寄っていく理由
紙には厚みがあります。用紙が入れ子になると、1枚増えるごとに内側の用紙は小口側へ押し出されます。断裁機で冊子を化粧断ちすると、内側のページの内容は断裁された紙端に測定できるほど近づきます。ページ数の多い冊子では、ノンブルが切れてしまうほどです。
クリープ補正は、ページ内容を段階的に背側へ寄せ、断裁後の見た目の余白が表紙から中央まで揃うようにします。移動量はページ数と紙の厚さで決まります。Imposer Proは紙の坪量に基づくルールを使います:
紙の坪量を入力するだけで、補正は見開きごとに計算されます。換算表も勘も要りません。
Imposer Proで冊子を面付けする
- PDFを読み込みます(ページ数は任意 — 4の倍数になるまで白ページが追加されます)。
- 冊子レイアウトと出力する用紙サイズを選びます。
- 必要に応じて折丁サイズを設定します(8/16/32ページ)。
- 紙の坪量を入力します — クリープ補正が自動で適用されます。
- トンボと塗り足しを追加し、プリンタースプレッドをプレビューして、印刷用PDFを書き出します。
定期的な冊子ジョブは、設定をプリセットとして保存してホットフォルダーに紐付ければ、フォルダーに入れたPDFがすべて面付け済みで出力されます。基本概念については面付けとは?をご覧ください。
よくある質問
なぜページ数は4で割り切れなければならないのですか?
折った用紙1枚が4ページを担うからです。10ページのドキュメントでも冊子としては12ページを消費します — ソフトが自動的に白ページで埋めます。
印刷機に渡すのはリーダースプレッド?それともプリンタースプレッド?
常にプリンタースプレッドです。リーダースプレッド(2–3、4–5…)は校正用。印刷機には、同じ用紙に載るペア(8–1、2–7…)が必要です。
私の冊子にはどのくらいのクリープ補正が必要ですか?
目安は(ページ数 ÷ 1600)× 紙の坪量(g/m²)ミリメートルを、最も内側の見開きに適用します。厚い紙と多いページ数では目に見えるほどになります。ソフトがジョブごとに計算すべき値です。
計算いらずの冊子作り
Imposer Proは、ページのペアリング、折丁の分割、紙の坪量からのクリープ補正を、すべてのジョブで自動的に行います。
7日間無料で試す Imposer Proを購入 — €349買い切り・永続ライセンス · トライアルにクレジットカード不要 · macOS(Apple Silicon)& Windows 10/11